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お知らせ

箱庭ワークショップ参加いただきありがとうございました!

箱庭ワークショップ参加いただきありがとうございました!

1月20日(土)に箱庭ワークショップを開催しました!

癒しの小さなお庭『箱庭づくり』のワークショップを開催しました!

講師は雅楽庭の工事部長、丸山が担当しました。

今回のワークショップでは、お庭づくりの際に意識しているポイントや庭園の石に関する説明など庭職人が説明するからこそ、説得力がありおもしろい内容のワークショップでした。

講習の様子

製作の前に箱庭作りで重要な石の配置についてのレクチャーです。

実際の庭園作りと同様に石の数は奇数を使うことや配置の際は真上と横から見て不等辺三角形を意識する事で美しいレイアウトに仕上がることなど、普段の生活ではなかなか得られない専門的な解説が盛りだくさんでした。

配石だけでなく今回使用したマツの木の剪定についてや花壇やお庭づくりでも良く使う土の盛り方のポイントなど、お家でも使えそうな技もありました。

解説のあとはいよいよ製作です。

初めに石やマツなど素材を選ぶところから始まります。
解説でもあった石の選び方のポイントを抑えて360度じっくりと石を観察して選んでいただきました。

今回使った山石は実際に造園でも使用しているものを使いました。
天然のものなので一つとして同じものがなく見る場所を変えると表情が変わるのでどの石も良く見えてくるので悩みながらお気に入りの石の表情を見つけていきます。

マツも曲がりや枝ぶりがどれも異なる物から選んでいきます。

素材を選んだ後は土を敷きマツの植栽です。

箱庭も鉢植えと同じよう水やりが必要なので水が抜けるように用土を複数使用し、マツが元気に育つように植えていきます。

マツを植えた後、不等辺三角形を意識して配石しました。

その次に苔を貼っていきます。

苔は上の写真のように数種類が混ざっているものを使っていきます。
こちらも造園で使うもので、苔が数種類混ざっているのは各お庭によって環境が異なるため、一種類のみだと環境に適応できなかった場合すべて枯れてしまいますが、数種類混ざっていれば環境に適応したものが茂ってくれるためわざと複数の苔を混ぜています。

今回使用したものはハイゴケ・カモジゴケ・スギゴケの3種MIXですが、スナゴケも混じっています。4種頑張って見つけてみてください。

苔の貼り方は特に難しくなく、好きな大きさに千切って箱からはみ出た部分をピンセットで箱内に詰め込んでいきます。

苔はうまく育っていくと厚みが増したり、ハイゴケの場合は文字通り石や箱を這うように広がって育っていくので、そのままでもカットして綺麗に管理するのもどちらでもカッコ良いと思います。

最後に苔を貼らない部分へ川に見立てた白い化粧砂を敷いて完成です。

どれも素敵な作品に仕上がりました!
お部屋の中で好きなフィギュアを飾って楽しむもよし、屋外管理で自然のままに育っていく経過を楽しむもよし。

いずれにしろ苔のむすまで永く楽しんでいただけると幸いです!

今回は箱庭ワークショップに参加していただきありがとうございました。

次回の講習会は2月24日の寄せ植え講習会です

詳細は下の記事をご確認ください。

寄せ植え講習会

皆様の参加を心よりお待ちしています。